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移籍が確実視されるインテル長友 イタリアで話題になるマンチーニ監督の態度とは
トレーニング環境での冷遇はなし
ストーク・シティなど7クラブによる争奪戦に発展しているインテルの日本代表DF長友佑都は、今季開幕前の移籍を地元メディアから確定視されている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
インテルには今季開幕前にチームからいなくなる運命の選手が何人かいるという。スイス代表MFジェルダン・シャチリ、DFダビデ・サントン、そして長友がそうだという。
この移籍トリオに対するロベルト・マンチーニ監督のソフトなアプローチが話題になるほどだ。
記事では「シャチリは上海へ旅立つ前に、右アキレス腱を痛めた。強度の強い練習は控えて、走っているだけ。だが、シャチリは合宿メンバーを外れているが、昨日チームと夕食を一緒にした。マンチーニ監督は、移籍する選手たちに冷たくはない。練習でサントンと長友の動きをよく注意して、指導しているのをみてもそれはわかる。シャキリとも関係が切れてはいない」と報じている。
チームを去ることになる選手に対しても真剣に指導し、冷遇するようなことはないという。イタリアやドイツではチームが放出を決めた選手に関して、ユースチームへの合流指令や個人練習をさせるなどして孤立させるばかりか、ロッカールームをなくすなどの嫌がらせに出るクラブもある。
だが、マンチーニ監督は放出要員にも優しいという。その実例に出てくる長友はインテル残留を願っているが、それはもはや叶わぬ夢なのかもしれない。ストーク・シティ、WBA、ジェノアが新たに獲得に乗り出しているダイナモについて、イタリアメディアは新天地を目指すことになると見ている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images