悪童バロテッリにリバプールでの未来は残されているのか

アジアツアーからメンバー落ちの問題児に指揮官「ハードワークしている」

 失意の1シーズンを過ごした悪童FWマリオ・バロテッリに、まだアンフィールドでの未来はまだ残されているのだろうか。昨季不振のまま終わり、プレシーズンツアーのメンバーからも外される危機的状況にあるストライカーについて、ブレンダン・ロジャース監督が語った。英「BBC」が報じている。
 
 東南アジアとオーストラリアを回るプレシーズンツアーへの帯同メンバーに含まれず、退団が濃厚ともうわさされるバロテッリは昨年リーグ戦16試合1得点と完全に不発に終わった。ロジャース監督は24歳のストライカーの去就について「分からない。全てはマリオ次第だ」と語っている。現在までに他クラブから正式なオファーは届いていない様子だ。セリエAサンプドリア、フィオレンティーナ、インテルへの復帰という、地元紙報道もあったが、それぞれサポーターの反発や代理人の売り込みに「ノー」の返事をつきつけられるなど、進展を見せていない。
 
 それでも、ロジャース監督は、バロテッリを放出対象と断言していない。「マリオはツアーのメンバーに入らなかったが、メルウッド(リバプールの練習場)では他の選手と一緒に良いトレーニングを行っている」と居残り組となったかつてのスターについてこう話している。 
 
 さらに、北アイルランド出身の指揮官は「彼は、チームにフィットしようとハードワークを続けている。シーズンの開幕を待ってみれば分かる」と続け、バロテッリへの期待も口にした。
 
 バロテッリはこれまでにインテル、マンチェスター・シティ、ミランという名門を渡り歩いた。これまでにズラタン・イブラヒモビッチやカルロス・テベス、セルヒオ・アグエロらスター選手と共にプレーし、定位置争いを繰り広げてきた。
 
 しかし、今季のリバプールは前線にベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケ、同代表FWディヴォック・オリジ(期限付き移籍から復帰)、イングランド代表ダニー・イングス、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノらを積極補強。昨季以上に激しい定位置争いが待ち受ける。
 
 リバプールは昨季リーグ戦を6位で終え、欧州チャンピオンズリーグ出場権を逃した。ピッチ内外で問題行為の絶えない悪童だが、潜在能力に申し分なし。現時点で戦力外の評価だが、チームを再びトップレベルに引き上げる活躍で、信頼を獲得することができるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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