チェルシー、50億円クアドラードを半年で放出? 適正価格での売却を容認

「申し分ないオファーが来れば受け入れる」

 プレミアリーグ王者チェルシーは、今年1月に移籍金2610万ポンド(約50億円)で獲得したMFフアン・クアドラードに関し、適正なオファー次第で放出する可能性があると、英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。
 
 クラブを率いるジョゼ・モウリーニョ監督はサイドを本職とする選手がチームには多く揃っていることを主張している。記事ではユベントスやインテルなどセリエAのクラブが獲得を狙うクアドラードには退団の可能性があると伝えている。ただし、それはあくまで「適切なオファー」が届いた場合のみ。チェルシーは同選手獲得のため、フィオレンティーナに支払った2610万ポンド(約50億円)を無駄にしないためにも、その金額以下でのオファーやローンでの放出は受け入れない構えのようだ。
 
 ポルトガル人指揮官は、「誰かを失うことになれば、新しい選手の獲得に向かう」とも話している。現在はエデン・アザール、ウィリアンという昨季のレギュラー2人に加え、レンタル先から復帰したブルキナファソ代表のバートランド・トラオレとナイジェリア代表のビクター・モーゼス、そしてクアドラードを加えた5選手がポジションを争う。仮にクアドラードが退団となれば、チェルシーはうわさされるバルセロナのペドロ・ロドリゲス獲得の交渉を進展させる可能性もありそうだ。
  
「もし誰かが私のチームからいなくなるとしても、それは私が誰かをチームに加えたいからというわけではない。誰かがチームを離れたいと思っていて、申し分ないオファーが来れば、チェルシーは受け入れる。現段階では(サイドの選手が)5人いる。6人目を獲得することはない」
 
 期待を背負ってロンドンへと上陸したクアドラードだったが、14試合に出場(先発4試合)で無得点。チームはプレミアリーグを制したが、その中でインパクトを残すことができず、チームでの立場は確立されていない。レギュラー奪取に向けては、プレシーズンでの十分なアピールが必要となりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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