ミラン新エースのバッカ「イブラのような最高レベルの選手とプレーできたら素晴らしい」

ミラン再建に強い決意

 今夏スペイン強豪セビージャからACミランに移籍したコロンビア代表FWカルロス・バッカが南米選手権参加による休暇を終え、ミラノに到着。マルペンサ空港でファンからの盛大な歓迎を受けたコロンビア代表のストライカーはパリ・サンジェルマンFWズラタン・イブラヒモビッチとの共闘を熱望していた。クラブの公式ウェブサイトが伝えている。
「この場所に来ることができて幸せ。高いレベルの選手たちと共にプレーできるのは誇らしいこと。ミランのためにベストを尽くす。たくさんのゴールを決めて、ミランをトップレベルに引き戻したい」
 バッカはこのように語り、昨季リーグ戦10位と低迷したミランの復活させると誓った。
 セビージャでは、UEFAヨーロッパリーグの2連覇を経験。古巣は今季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)へ出場する権利を獲得していた。欧州最高の舞台でプレーできるチャンスがありながら、バッカは不振にあえぐ名門への移籍を決断した。その胸中には、大きな野望を抱いている。
「第一の目標はCL出場権の獲得とスクデットへ再挑戦すること。僕がミランを選択したのは、彼らの野心的なプロジェクトに惹かれたからだ。ミランは偉大で、イタリア最大のビッグクラブ。僕はこれまでも、ミランのように野心を持ってプレーしてきた」
 昨季スペインで20得点を決めた28歳のFWは、エースストライカーの象徴でありセビージャでも背負っていた「9」ではなく「70」という大きな背番号を選択。その理由については、「コロンビアやベルギー時代に着用して、いい成績を残せた。スペインでは選べなかったけど、ここでもう一度手にすることができる」と、自身にとって縁起のいい数字であることを明かした。

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