バルセロナ、テロ計画で狙われていた!? 本拠地の一戦で被害が出ていた可能性も
カンプ・ノウがテロ計画のターゲットとして狙われていたとスペイン紙が報道
バルセロナはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシらを筆頭に、各国のスーパースターが集い、本拠地カンプ・ノウには最大約10万人の大観衆が詰めかける。フットボール有数の聖地だが、昨夏そのカンプ・ノウでの試合を狙ったテロ計画があったようだ。スペイン紙「エル・ペリオディコ」が報じている。
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バルセロナ市内では2017年の8月17日、市内の目抜き通りであるランブラス通りで乗用車が暴走し、16人の犠牲者、133人の負傷者を出す惨事が起きた。この際にISIL(イスラム国)が犯行声明を出し、欧州でのテロ事件の一つとして世界に衝撃を与えた。
計画では世界遺産のサグラダ・ファミリアなども爆破計画にあったことが報じられていたが、そのターゲットの一つとしてカンプ・ノウも狙われていたのだという。テロ事件があった4日後の8月21日のこと、バルサはホーム戦を控えていた。その対戦相手は今季から日本代表MF乾貴士が加入したベティスだった。
あるテロリストの携帯電話を分析したところ、カンプ・ノウでの日程やアクセス、画像などの各種情報が検索されていた模様だ。またバルサのオフィシャルショップの従業員は、テロ攻撃を前にしたタイミングで実行犯二人と思われる人物を目撃していたことも記されている。
テロ直後に行われたバルサ対ベティス戦は試合前にテロ事件の犠牲者の黙とうが行われ、厳戒態勢のなかでバルサが2-0と勝利した。ただこの日の試合には、メッシやクロアチア代表MFイバン・ラキティッチ、フランス代表DFサムエル・ウムティティ、ベティス側も元スペイン代表MFホアキンら有名選手がプレーしていた。今後、スタジアムでのテロ対策は一層強化されることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)