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ミランとインテル、宿敵同士で電撃トレード移籍急浮上
本田ライバル、チェルチとコロンビア代表グアリンのレンタルでトレードか
イタリアのミラノを本拠地とするACミランとインテルの間で、大型トレードが実現するかもしれない。伊地元紙「トゥットスポルト」は、ミランがインテルからコロンビア代表MFフレディ・グアリンを、インテルはミランからイタリア代表FWアレッシオ・チェルチの獲得をそれぞれ狙っていると報じている。
記事によれば、19日には両クラブによる交渉が行われると伝えられている。ミランは今夏FWカルロス・バッカやルイス・アドリアーノらを獲得したことで前線の戦力は充実。昨季チームトップの16得点を挙げたジェレミー・メネズや背番号「10」を背負う日本代表MF本田圭佑、そしてチェルチといった実力者も揃って放出候補のひとりとして名前が挙げられている。さらに、チームはFWズラタン・イブラヒモビッチの復帰を熱望しており、前線の人員整理は不可避の状況だ。
インテルにとってチェルチは以前から獲得を狙っていたタレントの一人。今年1月にもアトレチコ・マドリードで出番のなかったレフティーの獲得に動いたが、チェルチは最終的に宿敵ミランへの移籍を選択した経緯があった。
一方のグアリンは、今夏元ブラジル代表MFフィリペ・メロ獲得の交換要員としてガラタサライ移籍が取り沙汰され、退団に向かっているとの見方が強まっている。インテルとしては、トルコへの放出は避け、ミランとの交渉に含ませたい考えのようだ。
ミランで本田とポジションを争うチェルチ、グアリンは共に1年間の期限付きの条件となるようだ。サリー・ムンタリ、マイケル・エッシェン、マルコ・ファン・ヒンケルらの抜けた中盤の補強を目指すミランと、昨季は22得点で得点王となったマウロ・イカルディとロドリゴ・パラシオ以外に頼れるFW不在で前線の強化を目論むインテルと、互いにメリットのある交渉となるかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images