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スターリングが自らの去り際を後悔 「本当に残念」
さまざまな問題行動も
イングランド代表FWラヒーム・スターリングは、リバプールからマンチェスター・シティへと移籍したが、再三の慰留にかかわらず、強行移籍を貫いた自らの手法について反省の意を表明している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」に出演し、明らかにした。
4900万ポンド(約94億円)の移籍金でアンフィールドからシティに強行移籍したスターリングは、オーストラリアで行われたメルボルン・シティとの親善試合を前にテレビの前に登場した。
マイクを握ったスターリングは移籍に関して「正しい選択をした」と胸を張りながらも、その手法に関しては後ろめたさを吐露した。
「自分の去り方には少し残念な気持ちがある。自分の置かれた状況下でそれが最大の問題だった。リバプールに関する心残りだ。監督、選手、クラブの全員と関係が良好だったので、新しいシーズンに向けての幸運を祈っている。でも、最後については本当に残念に思っている」
文字通りの強行移籍だった。シーズン中にクラブの許可を得ずにBBCへと出演し、リバプールからの延長オファーを固辞したことを明らかにした。また、笑気ガスを吸引し、ハイになる写真が地元紙に度々流出。ブレンダン・ロジャース監督の元でプレーしたくない、トロフィーが欲しいと問題発言がメディアを通じて流れ始めた。移籍を熱望するあまりに今季リバプール始動も病気と称して休むなど、ピッチ外でさまざまな問題行 動を繰り返した。
「金の亡者と思われたくない」と、BBC出演時に語ったスターリングだが、すでに貪欲な20歳というレッテルは剥がれそうもないところまで来ている。今季ピッチで結果を出して信頼を取り戻すしかなさそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images