なでしこJ、ブラジル戦黒星で大会2連敗 高倉監督も反省「精度と集中力を上げないと…」

なでしこJ、ブラジル戦黒星で大会2連敗【写真:Getty Images】
なでしこJ、ブラジル戦黒星で大会2連敗【写真:Getty Images】

先発7人を替えて臨むもチャンスでのミスが続き、試合終盤に立て続けに失点

 なでしこジャパン(日本女子代表)は、新設された「トーナメント・オブ・ネーションズ」第2戦で南米の強豪ブラジルに1-2で敗れ、2連敗となった。

 日本は初戦のアメリカ戦(2-4)からスタメン7人を替えて試合に臨んだ。前半は日本ペースだったが、高倉麻子監督が「ゴールに向かって何回か良いチャンスがあったが、最後の精度が足りない」と振り返ったように、ゴールにつなげられなかった。前線からの守備は機能するも大事な場面でミスが続き、0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半に入るとブラジルにゴール前へ持ち込まれる場面が増え、先制点を奪われてしまった。後半31分、DF鮫島彩がトラップミスしたところを奪われると相手MFシルバ・マルタがドリブルでペナルティーエリア内へ侵入し、左足でゴールを奪われた。さらに同45分、スルーパスを受けたFWジョアン・ベアトリスにDF土光真代がかわされて左足シュートを決められ、一気にビハインドが2点になった。

 高倉監督は「全体的なバランスは取れたが、ちょっとした集中力の差でやられた。新しい選手を試した部分もあり、良いところもあったけれども、世界と戦ううえで精度と集中力を上げないといけない」と試合展開を悔やんだ。

 それでも日本は同アディショナルタイムに左コーナーキックを短くつなぐと、DF阪口萌乃のクロスにMF増矢理花がダイビングヘッドで合わせて1点を返した。しかし、反撃も及ばず、1-2でアメリカ戦に続いて連敗となった。

 高倉監督は最終第3戦のオーストラリア戦に向け、「非常に強く簡単に勝てる相手ではない。2連戦の疲れもあるのでメンバーは考える。3連敗で帰るわけにはいかない」と厳しい表情を見せていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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