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圧巻の30mドライブ弾を海外称賛! 片目失明の10番が“年間ベストゴール級”の一撃
パラグアイ3部クリストバル・コロンFWリカルドのスーパーゴールに脚光
パラグアイで“年間ベストゴール級”のスーパーゴールが生まれた。注目されているのは、スコアラーのパラグアイ人FWマリオ・リカルド(クリストバル・コロン)が片目の視力を失っているなかで圧巻の一撃を叩き込んだことだ。海外メディアも「片目の視力を失った背番号10のゴラッソ」と称賛している。
度肝を抜くゴールが生まれたのは、パラグアイのカップ戦クリストバル・コロン対セロ・ポルテーニョの一戦だった。クリストバル・コロンが0-1と劣勢のなかでFWリカルドが輝きを放つ。相手選手の浮き球を味方がヘディングでインターセプトすると、こぼれ球を拾ったリカルドが、相手の頭上を抜く華麗な浮き球でマークを剥がすと、ボールを落とさないままダイレクトで30メートルほどの距離から右足を一閃。ドライブ回転がかかったボールは、高く上がってから急降下してゴール左隅に突き刺さった。これで同点に追いついたクリストバル・コロンは、勢いに乗って3-1と逆転勝利を収めている。
パラグアイメディア「Tigo Sport」もゴール動画を公開すると、称賛のコメントが並んだ。年間ベストゴールにノミネートされるような一級品の一撃だが、同点弾を叩き込んだリカルドに注目が集まっている。スペイン紙「マルカ」は「片目の視力を失った背番号10、マリオ・リカルドがプスカシュ賞級のゴラッソ」と見出しを打って特集。リカルドは幼少期に遭った交通事故により、左目の視力を完全に失っているという。現在、パラグアイ3部のクリストバル・コロンで他の仕事に勤めながら選手としてもプレーを続けている。
「ボールをトラップした瞬間から、撃ち抜くことに躊躇はなかったよ」
自身の一撃をそう振り返ったリカルド。片目の視力を失った背番号「10」だが、チームのエースとしてピッチを駆け抜けている。