なでしこジャパン、女王アメリカに2-4完敗 “天敵”モーガンにハットトリック許す

決定力の差が浮き彫りとなる結果に…

 後半に入るとアメリカペースで試合が進み、同11分には途中出場のFWトビン・ヒースに阪口がドリブル突破され、中央への折り返しにまたもモーガン。女王アメリカのエースによるハットトリック達成となるゴールで1-3とされてしまった。高倉監督は同14分にFW横山久美、FW川澄奈穂美、MF増矢理花を投入する3枚代えに打って出たが主導権を奪い返すには至らず、同21分には中盤でパスを受けたラピノーにドリブルで仕掛けられ、最後は中央でのワンツーから右足シュートを決められて1-4と3点差をつけられた。

 同24分に日本は、ゴール前でパスを受けた途中出場のFW菅澤優衣香がGKと1対1になったが、シュートをGKの正面に蹴ってしまい得点にはならず。1分後には川澄のクロスをゴール前でフリーになった横山がボレーで狙ったが枠外に外してしまい、決定力の差が浮き彫りになった。

 それでも日本は同31分に、左サイドから攻撃参加した阪口が鮮やかなドリブルで一人をかわすと、ペナルティーエリアの角から右足でファーサイドに吸い込まれるコントロールショットを決め、代表初ゴールで2-4と追い上げた。しかし、それ以上の反撃はできず、2点差で敗れて初戦を終えた。

 ブラジル、オーストラリアも合わせた4チームによるリーグ戦が行われる今大会は、アメリカとオーストラリアが初戦で勝ち点3を得た。日本は30日の第2戦でブラジル、8月2日(いずれも日本時間)の第3戦でオーストラリアと対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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