マラドーナが代表活動休止危機のメッシに一喝 厳しくも温かい言葉

建設的な意見

 メッ シがアルゼンチン国内でのバッシングを苦に心を痛め、代表休止を検討していると「オレ紙」は報じている。ファン・セバスチャン・ベロン、マリオ・ケンペスといった代表OBは、メッシを擁護している。だが、マラドーナ氏はエースに対する批判は当然としながらも、犯罪者に対するような厳しいバッシングには異論を唱えている。
「彼を成長させる目的で批判しているのなら、それはいい。彼が代表でプレーすべきかどうかアンケートを取っているようなヤツは論外だ。今、我々は大統領の交代について議論を重ねている。極端になることもなければ、永遠に準優勝で満足する必要もない。自己満足は危険だ。歴史的に見ても永遠に準優勝を保証されるものではない。アルゼンチン代表が怠ったことは攻撃だ 。攻撃すべきチームであるのに、攻撃しないのならプランBが必要だ」
 エキセントリックな言動で知られる英雄だが、後継者のさらなる成長を願い、建設的な意見に終始していた。それは、自らがかつて同じ立場に立っていたからなのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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