エジルは足長おじさん 思い出のブラジルとの絆

歓喜の恩返し

 アーセナルのドイツ代表MFメスト・エジルが、生命の危機にひんしたブラジルの子どもたち11人の手術費を提供し、大きな感動を呼んでいる。このほどドイツサッカー連盟が発表した。
 エジルは昨年7月にドイツ代表のブラジル・ワールドカップ優勝ボーナスをブラジルで生死の境に苦しでいた子どもたち23人の手術費として寄付。「23人の子供を助けるというアイデアは僕たちのチームが23人だったから」と語り、ローレウス・メディア賞を受賞していた。
 そして、昨年10月24日から11月7日の間に、11人の難病患者の子どもの手術費を新たに援助していたと、ドイツサッカー連盟が発表した。
「W杯 優勝後、毎年、僕は子どもたちの手術の援助をしてブラジルでのポジティブな足跡を残し続けたい。僕としてはブラジルの子どもを援助し続けることはとても大事なことなんだ」
 エジルは、そう声明を発表している。世界一に輝いた思い出の地で苦しむ子どもたちに歓喜の恩返しをする。司令塔の崇高な志は多くの生命を救っている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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