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バルサの闇 ネイマール獲得資金は史上最高額の300億円⁉︎
次期バルサCEO候補が試算を発表する
2013年にバルセロナがサントスから獲得したブラジル代表FWネイマール。その獲得資金が総額2億2200万ユーロ(約302億円)にも膨れ上がる可能性が浮上している。スペイン地元紙「マルカ」など複数メディアが報じている。
このことはバルセロナの次期幹部候補の一人、ジョアン・オリベル氏が明かしたもの。同氏は7月18日に行われるバルサの次期会長選挙でジョアン・ラポルタ氏が当選した場合、バルセロナの新CEOに就任することになっている。
ネイマールの移籍に関してはサンドロ・ロセイ前会長と当時の副会長ジョゼップ・マリア・バルトロメウ会長には脱税疑惑がかけられている。契約も特殊であることから問題視されていた。これまでは、ネイマールの移籍にバルセロナが支払った金額はサントスへ支払った移籍金、代理人への手数料など含め計1億ユーロ(約136億円)にほどと見られていた。オリベル氏によればこれがさらに雪だるま式に増大する可能性が高いという。
オリベル氏は「財政的な見通しでは、一つの大きな疑問が残る。ネイマールの移籍にはいくら掛かったのかということだ。これまでのコストは1億ユーロだが、法的なプロセスを経て、さらに1億2200万ユーロ(約166億円)が必要になるかもしれない。ネイマールの獲得費用は最終的に2億2200万ユーロとなる可能性がある」と実情を明かした。
これまでの移籍金の最高額は2013年にレアル・マドリードがギャレス・ベイルを獲得時の移籍金129億円とされている。金利や税金などでネイマールの移籍金が最終的に300億円となれば、サッカー史上最高額を一気に更新することになる。
昨季はクラブの3冠達成に大きく貢献したネイマール。今季はクラブ・ワールドカップやヨーロッパリーグを制したセビージャとのUEFAスーパーカップ、アスレティック・ビルバオ(国王杯準優勝)と対戦するスペイン・スーパーカップを含めた6冠達成を目標として掲げている。ブラジル代表のエースは300億円という衝撃的な獲得資金に見合う活躍を見せることはできるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images