カシージャス、レアルと別れの宴 13日に新天地ポルトに合流へ

レアルは後任カシージャと合意か

 レアル・マドリードのスペイン代表GKイケル・カシージャスは、13日に新天地FCポルトに合流する可能性が高まった。ペイン地元紙「アス」が報じている。
 ポルトは10日午後にオランダに出発し、8日間プレシーズンのトレーニングを行う。レアル側は12日に生え抜きの守護神の大々的お別れセレモニーを行う予定。カシージャズはこのイベント後に新天地に合流することになる。
 カシージャスの移籍については、FCポルトの提示する2年契約の年俸総額とレアルが今後2年間で選手に支払う予定の金額との間に大きな開きがあったため、その差額をレアル側が負担するという条件で交渉が進んでいた。一時は交渉は停滞していたが、スペイン地元紙「マルカ」によれば、最終的に条件面でクラブ間合意に達したという。
 さらに「アス」は、レアルがエスパニョールのGKキコ・カシージャ獲得で合意に達したとも報じている。レアルの下部組織出身で、2007年までレアル・マドリードBに在籍した同選手については、移籍金600万ユーロ(約8億2000万円)ほどで合意に達する見込み。
 レアルはカシージャスの後釜としてマンチェスター・ユナイテッドGKダビド・デ・ヘアの獲得交渉を進めているが、ユナイテッド側は代わりにセルヒオ・ラモス獲得を要求するなど交渉は難航している。デ・ヘアはマドリードでの休暇から戻り、すでにユナイテッドに合流している。さらに、コスタリカ代表GKケイラー・ナバスも負傷中で、正守護神候補が不在となりカシージャの補強を急いだと見られている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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