ウェールズ躍進! FIFA最新ランキングで同国史上初のトップ10入り

ベイル、ラムジー、アレンら実力者の台頭で、22位から10位に一気躍進

 FIFAランキングが9日に発表され、ウェールズ代表が同国史上初となるトップ10入りを果たした。
 発表前の順位は22位で、ウェールズ史上最高の順位だったが、最新順位で10位にランクイン。自国の最高記録を更に更新することとなった。
 ウェールズ代表はこれまで国際舞台と縁が遠かった。W杯出場は1958年大会の1度のみ。欧州選手権に関しては出場実績がなかった。現在マンチェスター・ユナイテッドのコーチを務める天才FWライアン・ギグスという才能を擁しながらも、長らくイングランドの影に隠れた存在となっていた。
 しかし、EURO2016予選ではFIFAランキング3位の強豪ベルギーと1月に対戦し、1-0で撃破。グループBで首位を維持している。
 現在のウェールズは、レアル・マドリードFWギャレス・ベイルを筆頭に、アーセナルMFアーロン・ラムジーやリバプールMFジョー・アレンら世界トップクラスの選手が顔を揃えるようになってきた。
 これまでは国際的な大会に参加できなかったことで、サッカー界のスポットライトを浴びることは少なかった。FIFAランキング10位まで伸し上がったウェールズよりも上位の欧州の国はドイツ、ベルギー、オランダ、ポルトガル、ルーマニア、イングランドのみ。そして、イングランドとはポイントでわずか2差。欧州の勢力図を一気に塗り替える準備が整っているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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