メッシは神から与えられた才能 ロナウドは努力の人 ブラジル代表DFが格付け

ダニエル・アウベスが激白「メッシはロナウドよりもずっと優れている」

 バルセロナのブラジル代表 DFダニエウ・アウベスが同僚の FWリオネル・メッシとレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドを比較した。メッシについて「神から与えられた才能」とする一方、ロナウドについては独善的なプレーを批判しながら「努力の人」と評している。スペイン地元紙「スポルト」が報じている。
 メッシは今季バルセロナでリーガ、国王杯、欧州チャンピオンズリーグの3冠を達成した。その一方、レアルではクラブワールドカップ以外のタイトルを手にできなかった「CR7」だが、得点王に輝いている。メッシか、ロナウドか、いずれが世界最高選手を巡る議論は尽きないが、アウベスにはその答えは明らかだという。
 「メッシはクリスティアーノ・ロナウドよりもずっと優れている。メッシはゲームを左右する。クリスティアーノはそうではない。彼は得点以外ではほとんど試合に影響を及ぼさない。メッシはとても影響力が強いんだ。彼は得点も取るし、アシストもする。メッシには神から与えられた才能があるが、ロナウド(の才能は)は努力によるものだ」
 メッシにはフィニッシュ能力以外にも武器がある。信じられない局面打開能力と決定機を演出できる。一方、ロナウドのストロングポイントはゴールに限られていると指摘する。メッシの才能を「神によるもの」とする一方、ロナウドは「努力によるもの」という。
 アウベスはロナウドに対する苦言を続ける。
 「彼のプレーを賞賛できない点もある。僕はチームの一員としてプレーしている。僕個人よりもチームのことがより重要だ。チームが共同体であるということが見過ごされていると思う。僕らがタイトルを祝福しても批判を受ける中、彼はピチーチ(得点王)獲得を祝っていた」
 昨季のリーグ戦でロナウドはメッシの 43得点を上回る 48得点を挙げ、 2季連続でリーガ・エスパニョーラ得点王に輝いていた。チームが後半戦に失速する中、意地を見せたロナウドだが、アウベスにとってはバルセロナで親友のメッシが世界一という結論は揺るぎない様子だった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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