アーセナルには元ドルトムント勢が集結しているが…

　アーセナルは昨年12月に、ドルトムントから“ダイヤモンド・アイ”の異名を持つスカウト部長ミスリンタット氏を強化担当として引き抜いた。同氏はセレッソ大阪時代の香川の才能を見抜くなど、スカウトとして近年のドルトムント躍進の礎を築いた人物。アーセナルに“移籍”後は、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン、ガボン代表FWピエール＝エメリク・オーバメヤンに加え、ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスとドルトムント勢を引き抜いている。

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　ドルトムント出身者が陣容を固めるアーセナルで、ロシアW杯の不振で批判を浴びているドイツ代表MFメスト・エジルを放出して香川獲得、という声まで上がっている。香川はドルトムントでオーバメヤン、ムヒタリアン、そしてドイツ代表FWマルコ・ロイスと強力な攻撃ユニットを形成し、「ファンタスティック4」とドイツメディアから称賛された。

　ドルトムント黄金期を築いた恩師ユルゲン・クロップ監督が指揮するリバプールサポーターも、SNS上で香川獲得を求める声を上げていたが、かつての仲間が集結するアーセナルからも日本の10番へのラブコールが熱を帯びている。