代表引退表明の長谷部、帰国会見でW杯総括 「日本の皆様の関心を集められたと思う」

長谷部は、「W杯で日本の皆様の関心を集められたと思う」と振り返った【写真:Getty Images】
長谷部は、「W杯で日本の皆様の関心を集められたと思う」と振り返った【写真:Getty Images】

サポーターにもメッセージ「熱気というか、それを次の代表チームにつなげてほしい」

 ロシア・ワールドカップ(W杯)で2大会ぶりにベスト16進出を果たした日本代表の一同が5日に帰国した。記者会見に出席した主将MF長谷部誠は、「W杯で日本の皆様の関心を集められたと思う」と振り返った。

 日本はコロンビア、ポーランド、セネガルと同居したグループHを1勝1分1敗で勝ち抜け、2010年南アフリカ大会以来となる16強入りを果たした。FIFAランキング3位の強豪ベルギーに2-3で競り負けて敗退したが、下馬評を覆す結果でインパクトを残した。

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長、西野朗監督と並んで会見に出席した長谷部は晴れやかな表情を浮かべ、「日本中の方々、現地まで足を運んでもらったサポーター、日本で多くの応援があったのも選手の耳に届いていた。空港でもたくさんの方に迎えてもらい選手冥利に尽きる」と感謝の意を示した。

 そして、「今回のW杯を通じて、あまり期待されていなかったと思いますが」としたうえで、「無関心というのが個人的には一番怖いと思っている。W杯で日本の皆様の関心を集められたと思う」と自分たちが残した成果への手応えを明かした。「引き続き、代表だけでなくJリーグや海外でプレーする選手、女子、いろいろなカテゴリーに関心を持ってもらって、温かく、時には厳しいサポートをお願いしたいと思います」と語った。

 帰国時には空港で多くのファンが選手たちを出迎えた。代表引退の意志を表明している長谷部は、「熱気というか、それを次の代表チームにつなげてほしいと思う」と今後もファンからのサポートを求めていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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