ベスト8進出へ大きく前進する2発

　ロシア・ワールドカップ（W杯）決勝トーナメント1回戦、日本はFIFAランキング3位の強豪ベルギーを相手に後半3分にMF原口元気、同7分にMF乾貴士が立て続けにゴールを奪って一気にリードを広げた。

　前半を0-0で折り返して迎えた後半3分だった。日本はMF乾貴士のパスカットからカウンターを仕掛けると、MF柴崎岳がセンターサークル内から相手最終ラインの裏を狙ってスルーパスを供給。ここへ抜け出した原口が右足を振り抜くと、シュートは名手GKティボー・クルトワの手をすり抜け、ゴール左隅に吸い込まれた。

　これで勢いに乗った日本。同7分にはゴール正面でパスを受けた乾が右足を一閃。無回転の強烈な一撃がゴール右隅に突き刺さり、日本はリードを2点に広げた。

　原口の今大会初ゴール。そして、グループリーグで躍動した乾の今大会2点目で日本が史上初のベスト8進出に向けて前進した。