“サッカー界最速男”ムバッペがメッシに引導 王様ペレ以来の快挙を自画自賛「凄いこと」

アルゼンチン戦で2ゴールを挙げたムバッペ【写真:Getty Images】
アルゼンチン戦で2ゴールを挙げたムバッペ【写真:Getty Images】

人類最速男と並ぶスピードの19歳が2ゴール&PK獲得の大活躍

 人類最速の男と並ぶスピードの持ち主が、アルゼンチンとリオネル・メッシの夢を打ち砕いた。ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦で、フランス代表FWキリアン・ムバッペは、2得点とPK獲得の“実質ハットトリック”の活躍でチームを4-3の勝利に導いた。

 ムバッペは前半11分、自陣のペナルティーエリアの外側でボールをカットしたムバッペは、そこからドリブルを開始。凄まじいスピードで中央を切り裂いていき、一気にアルゼンチン陣内へ侵入した。対峙したアルゼンチンDFマルコス・ロホの右側にボールを出して一気に追い越すと、ロホが追いすがりたまらずファウル。約70メートルを走破したムバッペのドリブルがフランスにPKをもたらした。これを、FWアントワーヌ・グリーズマンが決めてフランがは先制点を挙げた。

 後半に入るとムバッペはさらなる活躍を見せた。2-2のスコアで迎えた同19分に左サイドを攻略すると、ゴール前の混戦を拾ったムバッペが鋭く突破し、強烈な左足シュート。GKフランコ・アルマーニのセーブも及ばず、3-2と再逆転に成功した。さらに後半23分、フランスのビルドアップからの縦パスをグリーズマンやジルーらのコンビネーションで中央突破すると、最後は右サイドをフリーとなったムバッペ。難なくフィニッシュし、2点差に突き放した。

 1点目のPK獲得の驚異的なスピードは世界に衝撃を与えた。英サッカーサイト「90min」によると、ムバッペは所属クラブのパリ・サンジェルマンで昨年12月のリーグ戦で最高時速44.7kmを記録している。これは、陸上競技男子100メートルでジャマイカのウサイン・ボルトが2009年のベルリン世界陸上で100メートルの世界新記録9秒58を出した時のトップスピードと全く同じ数字だという。

 この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出されたムバッペは、元ブラジル代表ペレ以来となる10代にして決勝トーナメントの試合で2得点を挙げた選手になったことを「ペレの次になるなんて凄いことだよね」と喜んだ。そして「いつも言っているように、ワールドカップはトップレベルの選手が集まる場所で、自分に何ができるかを示すチャンスなんだ。そんな場所は他にはない」と語った。

 最も速く走るために全てを尽くし、環境的にも最高のものが用意される陸上の最高峰と同等のスピードを持つサッカー界の人類最速男ムバッペは、自身の価値を強烈に示した。そして、フランス代表が前回優勝した1998年に生まれた19歳は、そのスピードで世界の頂点まで駆け上がろうとしている。

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(Football ZONE web編集部)

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