W杯16強の“キーバトル”にスペイン紙注目 ベルギー対日本は「アザール×酒井宏」
アザールを封じられるかが鍵として、右SBの酒井宏がキーマンに挙げられる
ロシア・ワールドカップ(W杯)は、現地時間30日から決勝トーナメント1回戦が始まる。スペイン紙「AS」は各試合の展望をしており、それぞれの「キーバトル(鍵となるマッチアップ)」を予測している。2大会ぶり3回目の16強進出を果たした日本はベルギーと戦うが、注目選手として挙げられているのは――。
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記事では両国のここ数年、そして今大会での戦いぶりについてプレーバック。ベルギーについては「2年前のユーロ(欧州選手権)では、ウェールズ相手に負けたが、ケビン・デ・ブライネやエデン・アザールら素晴らしい才能を持つ選手たちがピークを迎えている」とヨーロッパ各国のメガクラブで主力として活躍しているビッグネームが充実の一途にあるとしている。また、「グループリーグ3試合で9ゴールを決めており、今大会のチーム総得点でトップだ」と抜群の攻撃力にも注目している。
一方で、日本は「不思議な形でノックアウトラウンドへと進み、セネガルはフェアプレーポイントの差で16強を逃した」と、ポーランド戦終盤での失点を防ぐパス回しについて指摘。また「サムライブルーは決勝トーナメントに残ったアジアの最後のチームで、過去8強に進出したことがなく、FIFAランキングでロシアを上回るのみなのでアウトサイダーとなるだろう」と実力差があるとした。
日本劣勢が予想されるなかでキーバトルとして挙げられているのは、右サイドバックの酒井宏樹とアザールのマッチアップだ。「マルセイユのDFヒロキ・サカイは日本の右サイドバックとして先発が予想される。そのポジションで彼は、チュニジア戦で勝利の立役者となったアザールのマークを任されるだろう」と、エースを封じ込められるかどうかが大きなポイントになるとした。