お騒がせマラドーナ、“中指立てポーズ”で物議 FIFAが「敬意を持った行動」求める

マラドーナに対してFIFAが節度ある行動を求めたという【写真:Getty Images】
マラドーナに対してFIFAが節度ある行動を求めたという【写真:Getty Images】

ナイジェリア戦での決勝ゴール後の姿が全世界に配信される

 アルゼンチン代表はロシア・ワールドカップ(W杯)で、グループリーグ敗退危機から最終戦で辛勝し、2位で決勝トーナメント進出を決めるなど薄氷を踏む戦いが続いている。それと同時に注目が集まっているのは、観客席で熱心に応援するディエゴ・マラドーナ氏の姿だ。ただし、歓喜が行き過ぎて両手の中指を突き立てるポーズをしてしまうなど相変わらずの暴れっぷりを受けて、FIFA(国際サッカー連盟)が節度ある行動を求めたという。衛星放送「ユーロスポーツ」が報じている。

 マラドーナはアイスランド戦(1-1)、クロアチア戦(0-3)、そしてナイジェリア戦(2-1)と3試合すべてを観戦。ナイジェリア戦でのメッシの大会初ゴールの際にはマラドーナの席にピンポイントで光が差し、天に祈る様子を見せた。しかしDFマルコス・ロホの決勝ゴール後には大喜びした後に、なぜか別の観客に対して両手中指を突き立てて挑発。その姿がバッチリ世界中に映像として流れてしまった。

 1986年メキシコ大会のイングランド戦で起きた“神の手”ゴールをもじって“恥の指”とも揶揄されているが、W杯の最高責任者であるコリン・スミス氏は「ディエゴ・マラドーナ、史上最高のサッカー選手の一人であることは明らかだ」と最大級のリスペクトをしつつ、こうもたしなめている。

「すべての選手、かつての選手たち、スタッフ、ファン、誰もが敬意を持った行動をしてくれることを祈っている」

 マラドーナは試合後に血圧上昇で一時搬送されるなど、お騒がせぶりは健在だ。現地時間30日の決勝トーナメント1回戦、フランスとの大一番でも大人しく観戦するとは思えないが……、愛する母国アルゼンチンの勝利に大はしゃぎする姿を目にできるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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