英メディアも大注目 なでしこ大儀見、因縁対決再び

チェルシー時代に優勝を阻まれたDF

 なでしこジャパンは1日(日本時間2日)の女子ワールドカップ準決勝でイングランド代表と対決するが、英メディアは試合の鍵を握るマッチアップとして日本代表FW大儀見優季(ヴォルフスブルク)とイングランド代表DFステフ・ホートン(マンチェスター・シティ)を挙げている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
 ライオネス(雌ライオン)の異名を持つイングランド代表の主将については「大会が進むにつれて重要な存在感を増しているが、彼女の信頼性に関する厳格な試験に直面する。彼女は日本の百人隊長、大儀見優季との対決に先発する」と紹介。今大会なでしこジャパンでは、MF宮間あや(岡山湯郷)と大儀見のみが先発フル出場を続けている。2012年シーズンにブンデスリーガのポツダムで得点王に輝いたストライカーは、百戦錬磨を意味する「百人隊長」と呼ばれている。
 2人には深い因縁もある。
 「ホートンは昨年チェルシーでプレーした敏捷でダイナミックなヴォルフスブルクのFWについて熟知している。ホートンはこの28歳に対し精神的な優位性を持っているかもしれない。昨年大儀見のチェルシーに対し、マンチェスター・シティが2勝する手助けをしている。最終節の2-1勝利でチェルシーの優勝を阻んだ」と報じている。大儀見の所属するチェルシーは最終節でシティに惜敗し、勝ち点でリバプールに並ばれて得失点差で2位となった。
 英国も注目するマッチアップで、大儀見は1次リーグ3試合目のエクアドル戦以来の大会2得点目を決め、チェルシー時代のリベンジを果たすことができるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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