ネイマールへの処分は大甘!? 南米サッカー連盟規律委員会のメンバーが明かす

本来なら最低10試合出場停止

 ブラジル代表FWネイマールは南米選手権1次リーグ第2戦コロンビア戦で0-1と敗戦した後、両軍乱闘の引き金を作り、4試合出場停止を命じられた。ブラジル代表のドゥンガ監督やブラジルサッカー連盟は南米選手権出場停止を意味するこの退場処分に「重すぎる」と異議を唱えているが、南米サッカー連盟の規律委員会はすでに軽減してあると説明。大甘裁定であることが明らかになった。スペイン紙「マルカ」が報じている。
 ネイマールはコロンビア戦終了後、相手DFアルメロに思い切りボールを蹴りつけ、決勝点を決めたDFムリージョにヘッドバットを仕掛けた。
 すでに試合中にエンリケ・オセス主審にイエローカードを受けていたネイマールは、改めて試合後にレッドカードを受けていた。累積2枚目の警告と退場処分があり、1試合出場停止処分を下されていたが、規律委員会は4試合の出場停止処分を改めて下した。
 主将で背番号「10」という若きエースの大会離脱に、ドゥンガ監督らブラジルサイドは異を表明していたが、規律委員会のメンバーであるアルベルト・ロザダ氏は「主審のレポートによると、彼は計画的だったと聞いている。トンネルで主審を待ち構え、侮辱した、彼の処分はもっと厳しいものになる可能性もあった。彼は軽くしてもらったんだよ」と主張している。
 南米サッカー連盟の規約では、主審に侮辱発言やつば吐きをした場合、最低10試合、4ヶ月間の出場停止と定まられている。トンネル内で主審の腕を掴み、「売春婦の息子」と罵詈雑言を吐いたというネイマール。ブラジル側が憤っている4試合出場停止だが、実際のところかなりの大甘裁定であったようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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