「モヤっと」から「スパッと」へ 主将の長谷部が語る“西野ジャパン進化論”

西野体制2連敗中の日本だが、長谷部はここに来て手応えを感じているという【写真:Getty Images】
西野体制2連敗中の日本だが、長谷部はここに来て手応えを感じているという【写真:Getty Images】

西野監督の下で意見を集約、ミーティングを経てクリアな部分が増加

 西野朗監督率いる日本代表は、現地時間12日に国際親善試合パラグアイ戦に臨む。5月下旬からキャンプをスタートさせた西野ジャパンは、5月30日のガーナ戦(0-2)と8日のスイス戦(0-2)で連敗を喫したが、キャプテンのMF長谷部誠はチームの確かな進化を感じているという。

 国内キャンプを経て、6月3日からオーストリア合宿に突入。西野新体制は2連敗を喫した一方、いまだノーゴールと攻守両面で課題が浮き彫りとなっている。12日のパラグアイ戦を経て、19日にロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のコロンビア戦を迎えるなか、チームは今まさに最終調整の段階に入った。

 これまでのチーム状況について長谷部は、「ミーティングでもいろんな話が出て、選手の中でもサッカー観は違うから、違う意見が出る。今まではモヤっとやってみようという感覚があった」と明かす。当初は個々が意見をぶつけ合いながら確認作業をしていたが、今や西野監督の下で様々な意見が集約され、クリアな部分が増えてきたという。その一つがプレッシングだ。

 スイス戦では、日本の攻撃陣と守備陣で意思疎通が十分に取れず、「前の選手たちは行けると思った部分が大きかったと思う。後ろの選手は逆に行き過ぎてカウンターで危ない状態になることがあった」(長谷部)と振り返る。

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