西野ジャパンの“迷走”に英メディアが言及 不在の影響を指摘した二人の実力者とは?

最終メンバー23人から外れた今野と清武について英メディアが言及【写真:Getty Images】
最終メンバー23人から外れた今野と清武について英メディアが言及【写真:Getty Images】

守備のスペシャリスト今野と、貴重なゲームメーカー清武の不在を指摘

 日本代表はロシア・ワールドカップ(W杯)のグループリーグでコロンビア、セネガル、ポーランドと対戦する。大会開幕まで残り3日と迫り、英サッカーデータサイト「Whoscored.com」デジタルマガジン版は、出場全32カ国の展望を実施。西野ジャパンについては、不選出となった2選手に触れている。

 日本代表は今年3月の欧州遠征でマリ(1-1)、ウクライナ(1-2)相手に勝利を挙げることができず。選手とのコミュニケーション不足を理由に、バヒド・ハリルホジッチ前監督の解任に踏み切った。西野朗氏が技術委員長から監督にスライド人事となったが、記事では監督交代について「W杯予選に苦しみながらも首位突破を達成したが、ライバルである韓国戦の屈辱的な惨敗もあり、バヒド・ハリルホジッチ監督は職を失うことになった」と言及。昨年12月のE-1選手権で韓国に1-4で大敗を喫したことを理由に挙げている。

 一方で、日本は基本的には4バックシステムをベースとしたチームであるとした上で、5月30日に行われた西野ジャパン初陣のガーナ戦では3バックをテストして0-2で敗れたことも紹介。「リスクとなりえる」と警鐘を鳴らし、加えて最終メンバー23人から外れた二人の実力者について触れた。

「残念なことに、ヤスユキ・コンノは怪我でアウトとなり、ヒロシ・キヨタケはふくらはぎの問題が長引き大半の時間を逃したため、落選を余儀なくされ不在となってしまった」

 ガンバ大阪のMF今野泰幸は、右足の手術(全治2カ月)を受けて招集を断念。清武も4度にわたる負傷離脱が影響し、W杯メンバー入りは叶わなかった。両者ともにブラジルW杯経験者で、守備のスペシャリスト(今野)、貴重なゲームメーカー(清武)を手駒に加えられなかったことは、海外メディアの目にも大きなハンデに映っているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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