“トップ下”は不要!? スイス人記者が西野ジャパンに緊急提言「2トップも面白い」

スイス紙「バズラー・ツァイトゥング」のティルマン・ポールズ記者【写真:Football ZONE web】
スイス紙「バズラー・ツァイトゥング」のティルマン・ポールズ記者【写真:Football ZONE web】

「日本の攻撃力を考えると…」 必要なのは得点の匂いを漂わせるアタッカー 

 ポールズ記者はトップ下で先発した本田のパフォーマンスに疑問を呈しており、「依然として素晴らしいプレーヤーなのか確信が持てなかった」とバッサリ。そのなかで日本のシステムにも言及し、「日本の攻撃力を考えると、2トップも面白い」と提言している。

 もっとも、日本はガーナ戦で後半31分から4-4-2をテスト済みだ。その一戦では開始から後半14分まで3-4-2-1システムを使い、FW岡崎慎司の投入とともに3-4-1-2システムへ移行。香川をトップ下に配置し、前線は岡崎とFW武藤嘉紀が2トップを組んだ。さらに後半31分からは3バック中央の長谷部を下げ、2トップはそのままに、左サイドハーフに香川、右サイドハーフに柴崎岳を回す4-4-2システムを試している。

 日本の4-2-3-1に大きな脅威を感じなかったというポールズ記者。ガーナ戦に続き2試合連続ノーゴールに終わったなか、トップ下もスイス戦では十分に機能していないという理由から、前線を2トップに変更し、得点の匂いを漂わせるアタッカーを起用するのも一案と感じたようだ。「中盤には経験豊富な選手もいるから十分形になると思う」と補足している。

 とはいえ、残されたテストマッチは12日のパラグアイ戦のみ。W杯まで10日を切ったなか、ギリギリまで西野ジャパンの試行錯誤は続きそうだ。

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