吉田麻也がW杯前に見極めたいポイントとは? 「一つかいくぐれば打開できる」

W杯本番を前に恐れずチャレンジできるか

「よりハイプレッシャーのなかで質の高いパフォーマンス、個でも組織でも出せるかが一番難しいところで、それはプレッシャーがかかればより難しくなるし、大きなコンペティションになればより難しくなるので。もちろん、ビッグネームと対戦すればもっと難しくなるだろうし、そこをトレーニングするためにスイスとやれるのはすごく大きい」

 そうした感覚を試合のなかで吸収し、チームがどう守るべきか、どう組み立てるべきかを設計して仲間に伝えられる統率力が、吉田のスペシャリティーでもある。スイス戦の試合中はもちろんだが、その内容と結果をどう本大会に生かしていくか。そのためには、まずスイスに対して恐れずチャレンジしていくことだ。

(河治良幸 / Yoshiyuki Kawaji)



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河治良幸

かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。

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