スペイン、ブラジル、ドイツを挙げたなか、熟知する王者ドイツの連覇を予想

　初の東欧開催となるロシア・ワールドカップ（W杯）が6月14日に開幕する。4年に一度のサッカーの祭典は、世界中のファンのみならず、現役選手たちも熱視線を送る一大イベントだ。海外リーグで計7年間プレーし、日本代表としても活躍したMF細貝萌（柏レイソル）に今大会の優勝予想を訊いた。

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　細貝にとって、“対戦経験”のある選手が自身の観戦ポイントの一つだという。

「各国代表とも素晴らしいですけど、ドイツとトルコで試合をやったことがある選手たちのプレーを見るのが楽しみですね」

　優勝候補として挙げたのは、ヴィッセル神戸に加入が決まったMFアンドレス・イニエスタらを擁する“無敵艦隊”スペイン、FWネイマールらタレント集団の王国ブラジル、そして自身も6年にわたってリーグ戦で研鑽を積んだドイツの3カ国。なかでも、前回王者への期待は大きいという。

「アルゼンチンと予想している人もたくさんいますね。でも、僕は期待を込めてドイツにまた優勝してほしいと思います。W杯チャンピオンというプレッシャーのなかで、どれだけ勝ち上がっていくのか。知っている選手も一番多いので楽しみ。キーマン？　いやー、良い選手ばかりなので一人だけ挙げるのは難しいです（笑）」

　また、年代別代表でFW本田圭佑、FW岡崎慎司、MF香川真司、DF長友佑都、DF吉田麻也らとともに北京五輪に出場し、A代表でも通算29キャップを誇る細貝は、大舞台に挑む西野ジャパンにもエールを送る。

「監督が代わってどういうサッカーをするか。圭佑とは（ガーナ戦のメンバー発表前に）食事して、W杯の話もしました。普段から連絡を取り合う選手ばかりなので、彼らがどれだけ世界と戦うのかすごく楽しみです」

　果たして、ロシアの地で栄冠を手にするのはどの国になるのだろうか。