安藤の魂を継承 第2戦先制弾の鮫島が「アンチのように体を張らないと」

貴重な先制弾

 なでしこジャパンは12日、女子ワールドカップカナダ大会カメルーン戦で2-1の勝利を挙げた。だが、前半6分に先制弾を決めたDF鮫島彩(INAC)は初戦で左足首を骨折した安藤梢(フランクフルト)の魂をまだ表現できていないと厳しい言葉を発した。
 本来サイドバックだが、攻撃的MFとして先発出場した鮫島は前半開始早々に試合を動かす貴重な得点を挙げた。川澄のクロスがファーサイドに流れると、これに左足で合わせて値千金のゴールを決めた。
「触れれば入るようなボールが来たので、ちゃんと決められて良かった」
 2点リードした後半からは、本来の左サイド バックにシフト。体を張った守備を見せた鮫島は、無念の離脱となった仲間の魂をまだフィールド上で表現できていないという。
「今日、勝ち点3を取れたのは良かった。でも、初戦のアンチ(安藤)のようにみんなが体を張れていたかというと、まだまだそういうこともない。そこはしっかりとアンチがしっかりと自分たちに見せてくれた部分。次の試合でもっと表現できればいいと思いました」
 鮫島は試合後に冷静な口調でそう振り返った。

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