なでしこ佐々木監督、決勝T進出決定も反省 「ハラハラドキドキさせた」

采配ズバリも終盤失速

 なでしこジャパンは12日(日本時間13日)、女子カナダ・ワールドカップ1次リーグ第2戦でカメルーンと戦い、2-1で勝利した。これで2連勝で2位以内を確定。早々に決勝トーナメント進出を決めた。
 試合後、チームを率いる佐々木則夫監督は、終盤に失点を喫するなど、スイス戦に続いて後半失速した展開について反省を口にした。
「すいません、ハラハラ、ドキドキさせてしまって。もう少し後半の試合の守り方を考えなきゃいけない。いずれにしても今の力だと思って次につなげていきたい」
 先制点は右サイドで今大会初先発となった川澄奈穂美のクロスか ら生まれた。同じく左サイドの攻撃的MFで大会初先発した鮫島彩が左足で決め、前半6分と早い時間でリードを奪うことに成功した。指揮官も「立ち上がり、両サイドが最初にチャンスを作ったのが大きかった」と語ったように、采配が見事に的中した。
 
 しかし、後半は初戦でエクアドル相手に6得点を奪ったカメルーンの攻撃力に手を焼いた。反撃を1点に抑え、なんとか勝利をものにしたが、佐々木監督も「カメルーンの前線は全てフィジカルの強いチームですから、こういうケースもあるかなと思いました。最後の最後、慌てさせてしまいましたけど、これを反省して頑張ります」と辛勝にほっと一安心といった様子だった。
 第3戦のエクアドル戦は引き分けでも1位通過が確定する。1次リーグ最 終戦に向けて佐々木監督は「シンプルなパスミスだったりこういうところをもうちょっと修正して、次のステップにしていきたい」と抱負を語った。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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