西野ジャパンが3バック、4バックを併用 初陣で“3つの顔”を試すもいずれも不発

西野ジャパン、3-4-2-1でスタートし、2トップ、4バックとシステムを試すも無得点に終わる【画像:Football ZONE web】
西野ジャパン、3-4-2-1でスタートし、2トップ、4バックとシステムを試すも無得点に終わる【画像:Football ZONE web】

3-4-2-1でスタートし、2トップ、4バックとシステムを試すも無得点に終わる

 日本代表はロシア・ワールドカップ(W杯)に向けた30日の壮行試合ガーナ戦に臨み、0-2と完敗した。西野朗新体制の初陣では、3バックの新システムも採用するなど計3システムをテストしたが、いずれも不発に終わっている。

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 新生日本代表は3-4-2-1システムを取り入れ、1トップに大迫勇也、2シャドーに本田圭佑と宇佐美貴史を起用。両ウイングバックに原口元気と長友佑都、2ボランチに大島僚太と山口蛍が入った一方、3バックは長谷部誠を軸に吉田麻也と槙野智章が両脇を固めた。

 3バックシステムのテストに踏み切った西野ジャパンだが、開始早々にピンチを作られると、前半8分にFKから先制点を献上。後半6分には最終ラインにパスを通され、GK川島永嗣が相手を倒してPKを与え、痛恨の2失点目を与えてしまった。

 日本はこのガーナ戦で3システムをテストしている。試合開始から後半14分まで3-4-2-1システムを使い、岡崎慎司の投入とともに3-4-1-2システムへ移行。香川をトップ下に配置し、前線は岡崎と武藤嘉紀が2トップを組んだ。さらに後半31分からは長谷部を下げ、2トップはそのままに、左サイドハーフに香川、右サイドハーフに柴崎岳を回す4-4-2システムを試している。

 バヒド・ハリルホジッチ前体制では4-3-3がメインシステムとなっていたなか、西野体制ではシステムも大胆に変更。だがシステムの完成度は低く、いずれも不発に終わっている。“3つの顔”を見せた西野ジャパンだが、国内最後のテストは不完全燃焼に終わった。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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