初のW杯出場を狙う柴崎 「やったことがない」3バックのボランチで切り拓く新境地

柴崎は、自身初の3バックでのボランチで新境地を切り拓こうとしている【写真:Getty Images】
柴崎は、自身初の3バックでのボランチで新境地を切り拓こうとしている【写真:Getty Images】

代表合宿で3バックのボランチを務める「新しくも刺激になる」

 日本代表MF柴崎岳(ヘタフェ)は、西野朗監督の下で新たに採用されることが濃厚な3バックでの戦い方について「刺激になる」と語る。そして初めてという役割にも、「ボールに触って攻撃面での組み立てをしたい」と意気込みを見せた。

「柔軟に対応する必要があると思いますし、理解する必要があると思います。監督も前線の形がどうであれ、4バックでのプレーというのはみんな理解できているので、今は3バックの形をどんどん個人的にもチーム的にも落とし込んでやっている時期かなと思います」

 28日の代表練習を終えて取材に応じた柴崎は、新しい戦術についてこのように語る。所属するヘタフェやバヒド・ハリルホジッチ前監督の下では、より高い位置で起用されることが多かった。柴崎自身も「3バックのボランチってやったことがない」とした上で、「新しくも刺激になる。非常に楽しく学ばしてもらっている」と新たな役割にも前向きに取り組んでいる。

「(ボランチの)組み方的には守備が得意な選手と攻撃が得意な選手。なるべく僕がボールに触って攻撃面での組み立てをしたいなと思います」と、積極的にボールを動かす役回りで貢献したいと語っている。

 前体制では、なかなか定位置を確保できなかった柴崎。代表での新境地を開拓し、自身初となるワールドカップ出場のチケットを手にすることができるだろうか。そのためにはまず、30日のガーナ戦で大きなインパクトを残したいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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