パチューカが奇才ビエルサ監督招聘を画策!? 本田の去就問題にも影響か

パチューカの次期監督候補に名前が挙がっているビエルサ監督【写真:Getty Images】
パチューカの次期監督候補に名前が挙がっているビエルサ監督【写真:Getty Images】

リールで職務停止状態の戦術家の招聘を、ファッシ副社長は諦めていないと現地紙報道

 日本代表FW本田圭佑は、今年6月末にパチューカと契約満了を迎える。その去就は注目を集めているが、一方でクラブも“奇才”と呼ばれる大物監督の招聘に水面下で動いているようだ。

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「トゥソス(パチューカの愛称)はビエルサを夢見る」

 こう見出しを打ったのは、メキシコ紙「エル・ウニベルサル」だ。ビエルサとは、アテネ五輪でアルゼンチン代表を金メダルに導き、メキシコやスペイン、イタリア、フランスなど各国で指揮を執ってきたマルセロ・ビエルサ監督だ。

 世界でも指折りの「サッカーマニア」「戦術マニア」として知られ、今季プレミアリーグを制したマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督やアルゼンチン代表を率いるホルヘ・サンパオリ監督らが支持する世界的な名将。2017年夏にフランス1部リールの指揮官に就任したが、降格圏に低迷するなど成績不振でクラブから職務停止の状態となっている。

 同紙は、クラブの副社長を務めるアンドレエス・ファッシ氏は「ビエルサに電話を掛け、探し、交渉し、ベラ・アイロサ(パチューカの別名)に連れて来ることに飽きていない」と招聘を諦めていない旨を伝えている。

 また、記事の締めでは「ちなみに」と本田についても言及。「ケイスケ・ホンダがロースターに居続けるか明らかになる間に、トゥソスは一人か二人の新たな日本人を加えようとしている」と、クラブ史上“3人目”、“4人目”となる日本人選手の獲得も示唆している。

 ビエルサ監督就任となれば、退団濃厚とされる本田の決断も結果が変わるのか。その去就は、今後も大きな注目を集めていきそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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