「持ってるのかな」 横浜FM期待の18歳MF、本職の中盤起用で見せた新たな可能性

山田は長崎戦で、ついに主戦場とする中盤センターのポジションを勝ち取った【写真:荒川祐史】
山田は長崎戦で、ついに主戦場とする中盤センターのポジションを勝ち取った【写真:荒川祐史】

プロ1年目の山田康太がリーグ戦3試合目で初の中盤起用 逆転勝利を呼ぶ活躍を見せる

 J1横浜F・マリノスのMF山田康太にとって、19日にリーグ第15節V・ファーレン長崎戦(5-2)は“本当の意味”でのシーズン開幕だった。4月28日に行われた同11節の鹿島アントラーズ戦(3-0)でリーグデビューを飾ったが、リーグ戦出場はいずれも本職ではない右サイドバックでの起用。長崎戦でついに主戦場とする中盤センターのポジションを勝ち取ったのだ。山田は「求められるプレーに自分も合っていると思う」と、今後のレギュラー奪取を誓った。

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 横浜FMは前半13分、ペナルティーエリア手前左で不運なこぼれ球からクロスを上げられて失点。その8分後にPKで同点に追いつくも、後半開始早々にまたしても左サイドから崩されて押し込まれ、再び勝ち越しを許してしまう。だが、そこから4ゴールを挙げて逆転勝利を飾る立役者の一人となったのが山田だった。

 後半15分、センターライン付近でボールを奪った山田がドリブル突破。マーカー2枚を引きつけながら、ペナルティーエリア右まで駆け抜けると、中央にクロスを上げた。これが相手DFに当たってFW仲川輝人の前にこぼれ、背番号19が右足で同点弾を突き刺した。

「(チーム2点目は)監督は早めのクロスを要求することが多いなかで、悩んだんですけどもう一個自分で持ち出してみました。結局そのまま(相手に当たって)マイナスでテルくん(仲川)に転がって、結果オーライです(笑)」

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