ACミランのイタリア代表FWアレッシオ・チェルチが、ローマ市内で自家用車から10万ユーロ(1400万円)分の貴金属の盗難にあったことが明らかになった。イタリア衛星放送「スカイ・イタリア」が報じている。 チェルチはハネムーンからローマに戻ってきた後、トリンタ・デイ・モンチ教会の近くに自家用車のポルシェを駐車していた。そして、夫人と街中を散策して帰ってきた後、予期せぬ事が待っていた。車の窓がたたき割られ、10万ユーロ分の貴金属や洋服などが入ったスーツケースを盗まれていたというのだ。 チェルチは今年1月にアトレチコ・マ ドリードからミランに期限付き移籍を果たした。当初は、日本代表FW本田圭佑のライバルと目されていたが、アトレチコで実戦感覚を失い、パフォーマンスがなかなか上がらずにリーグ戦1得点3アシストという成績に終わった。後半戦0得点2アシストと不振だった本田同様に、今季10位に沈んだミランを上位にけん引することはできなかった。 また、フィリッポ・インザーギ監督と起用法を巡って口論となったことを報じられるなど、ピッチ外でも物議を醸した。古巣トリノなどへの再レンタルの可能性も浮上しているチェルチにとっては、ハネムーンのハッピーモードから一転、泣きっ面に蜂の車上荒らしとなった。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images