新体制となった白い巨人が積極補強

　ラファエル・ベニテス監督を迎えたレアル・マドリードは、パリ・サンジェルマンのMFマルコ・ヴェラッティの獲得に向けて、新たに6000万ユーロ（約84億円）という破格のオファーを準備しているようだ。伊地元紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト」が報じている。
　
　レアルは、カルロ・アンチェロッティ前監督の時代から、この22歳のイタリア代表MFの獲得に興味を示していた。4000万ユーロ（約56億円）での獲得オファーは既にPSGに拒否されたようだが、移籍金を大幅に増額したという。
　
　ヴェラッティの代理人ドナート・ディ・カンプリ氏は、この1週 間の内にレアル関係者と3度も顔を合わせていると伝えられている。今季はPSGでリーグ戦32試合に出場。ベスト8に進出したUEFAチャンピオンズリーグの舞台でも印象的な活躍を披露するなど、主力選手の一人となっている。だが、クラブはファイナンシャル・フェアプレーの面を考慮し、売却の意志もあるようだ。
　マンチェスター・ユナイテッドも獲得をもくろむイタリアの才能は、新たな異国でのチャレンジを選択するのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images