「今でもブンデス最高の一人?」 香川、セントラルMF部門の“優秀選手”候補に選出
シャルケのゴレツカ、RBライプツィヒのケイタと並んで選出「質の高さを見せていた」
ドルトムントのMF香川真司は今季ブンデスリーガで18試合に出場し、5得点2アシストを記録した。シーズン終盤は足首の負傷で約3カ月間もピッチから遠ざかっているが、「FIFA18 ブンデスリーガ・チーム・オブ・ザ・シーズン」の候補にセントラルミッドフィールダーとしてノミネートされた。これを受け、衛星放送「FOXスポーツ」アジア版では「シンジ・カガワは今でもブンデスリーガ最高の一人か?」と特集している。
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ファン投票で決まる2017-18シーズンの「チーム・オブ・ザ・シーズン」で、香川はシャルケのドイツ代表MFレオン・ゴレツカ、RBライプツィヒのギニア代表MFナビ・ケイタと並んで「セントラルミッドフィールダー」の一候補に選出された。
今季のドルトムントは浮き沈みの激しいシーズンを過ごした。ペーター・ボス前監督の下で開幕7試合を6勝1分と絶好のスタートダッシュを決めたが、そこから8試合未勝利が続く大不振に陥った。ボス前監督が更迭され、ペーター・シュテーガー監督が就任すると、12月から3月まで12戦無敗と再び快進撃。現在は3位につけて来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に王手をかけている。
香川はとりわけシュテーガー体制で躍動。年末から年明けにかけては6試合で3得点2アシスト、1PK奪取などチームの浮上を助ける活躍を見せた。ここ3カ月は足首の負傷で出番なしと苦しい時を過ごしているが、昨年9月30日のリーグ第7節アウクスブルク戦(2-1)で決めたループシュートは「芸術作品」と絶賛されるなど、出場機会が限られたなかで大きなインパクトを残した。このゴールでブンデスリーガでの日本人最多得点記録も更新した。
今季は例年ほどの活躍はなかったと指摘されているが、その一方で「フィールドに立てば、アタッキングサードでの質の高さを何度も見せていた」とクオリティーの高さは絶賛されている。ロシア・ワールドカップ出場も不安視されている香川。かつての姿を取り戻すことはできるだろうか。