バルサFWスアレスが“パサー”として快挙 メッシに1試合3アシスト以上した初の選手に
デポルティボ戦でメッシのハットリックを全て演出する離れ業を披露
バルセロナは現地時間29日のリーガ・エスパニョーラ第35節デポルティボ・ラ・コルーニャ戦に4-2で勝利し、無敗のまま2年ぶり通算25度目の優勝を決めた。勝利の立役者となったのは圧巻のハットトリックを決めたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだが、そのサポート役としてゴールを演出したウルグアイ代表FWルイス・スアレスも3アシストと輝きを放った。
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ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョの得点で1-0とリードを奪って迎えた前半38分、スアレスは右サイドから浮き球のパスをファーサイドへ送り、これをメッシが左足のボレーで叩き込んでバルセロナがリードを2点に広げた。
デポルティボの反撃に遭い2-2の同点にされるも、メッシとスアレスのコンビが局面を打開した。後半37分、スアレスがペナルティーエリア左から丁寧なインサイドパスを中央に送ると、これを受けたメッシが冷静に流し込んで勝ち越しに成功。続く同40分にはスアレスがペナルティーエリア手前から右斜め前方に走るメッシへ倒れ込みながらラストパス。狭いスペースを突破したメッシが得意の左足で沈めてダメ押しゴールとなった。
優勝決定が懸かった大一番でハットトリックを決めたメッシはさすがの一言だが、その3ゴール全てを導いたのがスアレスだった。データ分析会社「オプタ」によれば、1試合でメッシに3アシスト以上を記録した初めての選手になったという。類まれなる決定力が持ち味のスアレスだが、味方を活かすラストパスでも違いを作り出した。
今季ブラジル代表FWネイマールをパリ・サンジェルマンに放出したバルサだったが、終わってみれば34試合を終えて26勝8分と土つかずのまま優勝を決めてみせた。