“バイエルン一強”のブンデスリーガは面白い? ドイツ人ファンが吐露した不満と改善案

バイエルンが前人未到のブンデスリーガ6連覇で通算28度目の戴冠を成し遂げた【写真:Getty Images】
バイエルンが前人未到のブンデスリーガ6連覇で通算28度目の戴冠を成し遂げた【写真:Getty Images】

今季も5試合を残し6連覇達成、前半戦を終えた時点で優勝は既定路線

 ブンデスリーガは今、バイエルンの“一強時代”だ。今季も第29節で、5試合を残して優勝を決めた。

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 序盤こそつまずきがあったものの、シーズン途中でカルロ・アンチェロッティに代わってユップ・ハインケスが監督に就任した後は、どんどん安定感を取り戻して勝ち続けている。前半戦が終わった段階で、優勝戦線は既定路線となった。

 これでバイエルンは6連覇。優勝後の控えメンバー中心で試合に臨んだ第30節ボルシアMG戦でも5-1、一発勝負で何があるか分からないはずのDFBポカール準決勝ではレバークーゼンを6-2で一蹴だ。この状況はなんとかならないのか――なんともならないのだ。バイエルンの代表取締役を務めるカール=ハインツ・ルンメニゲは、「バイエルンファンは今、パラダイスにいるようなものだ」とホクホク顔で語るほどだ。

 果たして、今のブンデスリーガはドイツ人ファンにとってどこまで魅力的なのだろうか。そのあたりを、私の周囲にいる友人たちにいろいろと尋ねてみることにした。

 まず、昔のチームメイトであるシュテファン(仮名)は不満を吐き出してきた。

「本来、僕はカイザースラウテルンのファンなんだ。でも今は3部リーグ降格間近。1部リーグのチームで言えば、ドルトムントを応援しているよ。昔はそれこそ全試合の結果に一喜一憂して熱狂していた。でも、最近少し冷めた気持ちになる時もあるんだ。その理由の一つは、試合時間がバラバラになったことがあると思う。金曜日に土曜日、日曜日。今季はさらに月曜日まで……。こっちはスケジュール調整が難しくなる一方だ。ごちゃごちゃしているし、ファンをなんだと思っているんだ」

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中野吉之伴

1977年生まれ。武蔵大学人文学部欧米文化学科卒業後、育成層指導のエキスパートになるためにドイツへ。地域に密着したアマチュアチームで様々なレベルのU-12からU-19チームで監督を歴任。2009年7月にドイツ・サッカー協会公認A級ライセンス獲得(UEFA-Aレベル)。SCフライブルクU-15チームで研修を積み、2016-17シーズンからドイツU-15・4部リーグ所属FCアウゲンで監督を務める。『ドイツ流タテの突破力』(池田書店)監修、『世界王者ドイツ年代別トレーニングの教科書』(カンゼン)執筆。最近はオフシーズンを利用して、日本で「グラスルーツ指導者育成」「保護者や子供のサッカーとの向き合い方」「地域での相互ネットワーク構築」をテーマに、実際に現地に足を運んで様々な活動をしている。

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