W杯欧州PO、クロアチアが先勝も主将の視線は第2戦へ「仕事の半分しか完了していない」

クロアチアがモドリッチのPKで先制するなど、前半でギリシャから3点を奪って快勝

 ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州プレーオフが現地時間9日に行われ、クロアチア対ギリシャの一戦は前半に3点を奪ったクロアチアが4-1で快勝した。本大会出場権に大きく近づいたが、主将のMFルカ・モドリッチは「僕らは仕事の半分しか完了していない」と気を引き締めた。

 ブラジルW杯ではともに本大会出場を果たした国同士が激突した一戦、先手を取ったのはホームのザグレブで戦うクロアチアだった。前半10分にバックパスを受けたギリシャGKオレスティス・カルネジスのトラップが浮いたところをFWニコラ・カリニッチが猛然とプレス。慌てたカルネジスにペナルティーエリア内で倒されてPKの判定が下る。この大チャンスでキッカーを任されたモドリッチが冷静に成功させ、クロアチアが1-0と先制した。

 クロアチアの勢いは続く。同19分、流れるようなパスワークから左サイドのDFイバン・ストリニッチがグラウンダーのクロスを上げると、ゴール前でフリーになったカリニッチが流し込み追加点。同30分にはセットプレーからギリシャの主将でDFソクラティス・パパスタソプーロスに1点を返されてアウェーゴールを奪われたものの、その3分後には右サイドのDFブルサリコのクロスにファーサイドのMFイバン・ペリシッチがフリーでヘディングシュート。この日早くもチーム3点目となるゴールで、3-1として前半を折り返した。

 

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