神の手弾や韓国の疑惑判定に並び… パナマの“ゴースト弾”「伝説の大誤審」に不名誉選出

日韓W杯、韓国がスペインに勝利も…

 4番目は2010年南アフリカW杯のメキシコ戦でアルゼンチン代表FWカルロス・テベスが犯したオフサイド弾。FWリオネル・メッシが突進し、スルーパスをテベスに供給した。飛び出したGKに阻まれたが、このこぼれ球をメッシがループシュート。するとゴール前で完全なオフサイド状態だったテベスが頭で押し込み、先制点を奪い取った。メキシコ代表の抗議は実らず、ゴールと認定されている。

 5番目の誤審も同じく2010年W杯で起きた。イングランド代表MFフランク・ランパードはドイツ戦で、1-2とビハインドで迎えた後半38分に華麗なループシュートを放つ。ボールはバーの下を叩き、ゴールラインより内側にバウンド。名手マヌエル・ノイアーから同点弾を奪ったかに見えたが、ゴールは認められず。このショックが響いたのか、イングランドは1-4で大敗を喫した。

 6番目の誤審は2002年日韓共催W杯で3位に輝いた韓国代表が、誤審の連続で物議を醸した準々決勝のスペイン戦がピックアップされた。「エジプト人主審ガマル・アル・ガンドールが、スペイン側の正当な2ゴールを却下するなか、韓国は勝利した」と記している。

 7番目には、元日本代表監督で元ブラジル代表MFジーコの魂の一撃も選出されている。1978年W杯スイス戦でジーコはコーナーキックからヘディングでゴールを突き刺した。2-1勝利のはずが、ウェールズ人のクライブ・トーマス主審はこのゴールを認めず、痛恨の1-1ドローとなってしまった。

 

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