W杯出場のアルゼンチン、ロッカー室で歓喜の大合唱 半裸のメッシも熱唱の動画を公開

エクアドル戦、メッシがハットトリックの離れ業、同僚マスチェラーノが動画をアップ

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)はロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選最終節の敵地エクアドル戦で、チームをロシア大会出場に導くハットトリックの離れ業をやってのけた。背番号10でキャプテンという重責を一身に背負いながらも、試合前にW杯出場圏外の6位だった母国を救った天才は、試合後のロッカールームでチームメートとの大合唱で喜びを爆発させた。

 まさに崖っぷちだった。試合開始40秒でエクアドルに先制を許したアルゼンチンを救ったのはメッシだった。前半11分、ドリブル突破から左サイドを走ったMFアンヘル・ディ・マリアにパス。これをディ・マリアが折り返すと、ゴール前に走り込んだメッシが冷静に同点ゴールを流し込んだ。さらに同18分、ディ・マリアからのパスを一度失いかけたメッシだったが、鬼気迫る表情でボールを奪い返すとゴール前に侵入し、強烈なシュートで2-1と逆転。後半にも華麗なループシュートを決めて堂々のハットトリックを達成した。

 アルゼンチンは最終節で3位に浮上してW杯出場権を獲得。1970年メキシコ大会以来となる予選敗退の危機を救ったメッシは、試合後のロッカールームでチームメートと歓喜の大合唱を行なった。

 バルセロナのチームメートでもあるDFハビエル・マスチェラーノは自身のインスタグラムで「これまでにないほどの一体感」というメッセージとともに、スタッフを含めて全員で合唱する動画を公開。上半身裸のメッシも満面の笑みで両手を回しながら歓喜の歌を披露していた。

 どん底から這い上がったアルゼンチン代表。2014年ブラジル大会の準優勝を凌ぐ、3度目の優勝をロシア大会でつかむことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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