レアル、不動の左SBマルセロが負傷離脱 “野戦病院状態”の深刻化を地元紙も特集

ベンゼマやコバチッチらに加え、マルセロも左ハムストリングの負傷で離脱

 レアル・マドリードは現地時間20日に行われた本拠地ベティス戦で、0-1と完封負けを喫した。昨季リーガ・エスパニョーラとUEFAチャンピオンズリーグを制した二冠王者は、開幕からホーム3試合で白星を手にできていない。すでにフランス代表FWカリム・ベンゼマらシーズン序盤で多くの故障者を抱えているが、ブラジル代表DFマルセロも後半27分に負傷交代を余儀なくされ、「野戦病院」と化している。

 シュート27本の猛攻を見せたにもかかわらず、ベティスのゴールを割れなかったレアル。追い打ちをかけるように、不動の左SBマルセロが左ハムストリングを痛め、後半27分にスペイン代表FWルーカス・バスケスと交代でピッチを去った。

 スペイン紙「マルカ」は、「マルセロがマドリードの故障者の悲哀に加わる」との見出しを立て、「ブラジル人は後半の頭に筋肉系のトラブルを抱えた。状態や深刻さは不明だ」と報じている。

 レアルはすでに、9月上旬にベンゼマが右足半膜様筋の負傷で長期離脱中(4~6週間の見込み)。クロアチア代表MFマテオ・コバチッチが右内転筋腱の部分断裂、U-21スペイン代表DFヘスス・バジェホは左足大腿部、オフにアトレチコ・マドリードから獲得したU-21フランス代表DFテオ・エルナンデスも右肩の亜脱臼で離脱している。

 分厚い選手層を誇るレアルだが、左SBの新戦力エルナンデスを欠くなかでマルセロも長期間失うことになれば、ジネディーヌ・ジダン監督にとっても大きな頭痛の種になりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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