かつての本田のライバルが新星ミランで躍動 衝撃の決勝FK弾、ファンも狂喜乱舞

FWスソが1得点1アシスト カリアリ戦2-1勝利の立役者に

 かつて本田圭佑のライバルと呼ばれた男は新生ミランでもエースとして輝きを放っている。ACミランのスペイン代表FWスソが27日のカリアリ戦で衝撃的な決勝FKを含む、1得点1アシストの活躍で2-1勝利の立役者になった。

 衝撃的な一撃だった。後半25分、敵陣右でゴールまで約20メートルの距離で迎えた直接FKのチャンスでレフティーが見せる。左足を一閃すると美しい放物線を描いた弾丸はゴール右隅に突き刺さった。スソが決勝弾を決めると、スタンドは狂喜乱舞のお祭り騒ぎが巻き起こった。

 前半10分には先制アシストもマーク。右サイドを突破したスソはマーカーをフェイントでかわすと、左足でクロスを供給。これを19歳のFWパトリック・クトローネが右足でワンタッチゴールを決めた。

 リーグ戦で開幕2試合連続ゴールと活躍し、中国人オーナーが選手11人を補強した新生ミランでもエースに君臨する。この日もイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、MFリッカルド・モントリーボとともに、昨季の在籍メンバーで先発出場を果たした三人のうちの一人となった。

 ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、昨季ベティス移籍の可能性のあったスソをミランに残留させた。レギュラーだった本田を外し、右ウイングに抜擢。怪我でもなければ外そうとせず、ミランの攻撃の大半はスソの突破が起点だった。そして強力レフティーに対する信頼は今季も増すばかりだ。

 

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