FC東京がノックアウトステージ進出決定 広島はヨンソン新監督の初陣を飾れず

室屋が豪快ミドルを突き刺し、2戦合計スコア2-0のFC東京がプレーオフステージ勝利

 JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ第2戦が、26日に味の素スタジアムで行われ、FC東京が1-0でサンフレッチェ広島に勝利。2戦合計スコア2-0でノックアウトステージ進出を決めた。

 ヤン・ヨンソン新監督の初陣となった広島は、慣れ親しんだ3-4-2-1システムではなく、4-2-3-1を採用。GKに中林、最終ラインに新加入の丹羽、野上、水本、高橋、ボランチに青山、茶島、2列目にはA・ロペス、柴崎、柏を並べ、1トップには皆川を据えた。

 前半は、FC東京が中島を中心に攻め込む。11分には中島のコーナーキックからルーキーDF山田が頭で合わせるも、惜しくもポスト直撃。中島もカットインからシュートに持ち込んだが、枠を捉えることができない。

 広島も40分にドリブル突破した柏から柴崎がフィニッシュを試みるも、シュートはサイドネット。スコアレスで前半を折り返した。

 スコアが動いたのは後半19分。FC東京の室屋が、フェリペ・シウバのパスミスを拾うと、ドリブルで持ち込み、ペナルティエリア手前から右足を一閃。放たれたシュートは豪快にネットに突き刺さり、FC東京が待望の先制点を手にする。

 最低でも2得点が必要になった広島は、3バックに変更して反撃を試みたが、枠内にシュートを飛ばせず、0-1のままタイムアップ。ヨンソン新監督の初陣を飾ることはできなかった。一方のFC東京は、2戦合計スコア2-0でノックアウトステージ進出を決めた。

 ノックアウトステージの組み合わせは31日に行われるオープンドローで決定される。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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