不透明な本田の去就、オランダメディアも心配 「未来がどこに存在するのかまだ見えていない」

2007年から09年までVVVフェンロでプレー、オランダメディアも本田の去就問題を紹介

 ACミランの日本代表MF本田圭佑は今季限りでチームを退団することを発表した。2007年から09年までVVVフェンロでプレーした日本人選手の去就問題をオランダメディアも紹介。「31歳のミッドフィルダーの未来がどこに存在するのかまだ見えていない」と心配気味に報じている。

 2014年1月に移籍金ゼロでロシア1部のCSKAモスクワからミランに移籍した本田契約延長のオファーを手にできず、既定路線となっていた今季限りでの退団を自らのSNSで発表した。

 本田が欧州でのキャリアをスタートさせたオランダのメディアも去就問題を取り上げている。オランダ公共放送「NOS」電子版では「VVVフェンロで2007年から09年までプレーした日本のゲームメーカーは、CSKAモスクワでの4年間を経て、今季イタリアのトップクラブで居場所を失った」と苦境を伝えている。本田はVVVの3年間でリーグ戦通算24ゴールを決めた。特にオランダ2部時代の2008年には16ゴールを決めている。

 ミランでリーグ戦通算80試合出場、通算9得点という本田のデータとともに、今季の不振に言及。「今季、彼はわずか7試合でプレー。6試合がストライカーとしての役割だった。日曜日のボローニャ戦でゴールを決めたが、これが今季唯一のヒットだった」とレポートしていた。

 そして、「31歳のミッドフィルダーの未来がどこに存在するのかまだ見えていない」と先の見えない状態であると心配気味に報じている。

 スペイン2部優勝のレバンテ、米MSL移籍なども浮上するなか、本田の未来はどこにあるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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