迷走インテル、トットナム監督の来季招聘に失敗… 最有力候補はローマ指揮官か

ポチェッティーノに白羽の矢も「NO」の返答 伊紙はスパレッティ監督が最有力と予想

 日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、来季の新監督にリストアップしていたトットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督の招聘に失敗した模様だ。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じている。

 今季のインテルはプレシーズンにロベルト・マンチーニ氏を事実上の解任とされる契約解除とし、後任にフランク・デ・ブール氏を招聘。しかし、これも長続きせず3カ月ほどで解任となり、その後ステファノ・ピオリ氏が率いていたが、泥沼の7戦未勝利となった9日に残り3試合を残して解任。現在はプリマヴェーラ(U-21)のステファノ・ヴェッキ監督を昇格させて、今季残り試合を凌ぐ方針となっている。

 そのため、来季の新監督選びがインテルにとって大きな課題になっているが、白羽の矢を立てたポチェッティーノ氏に関しては、トットナム側からもガードされる状態で「NO」が突きつけられたという。

 インテルは今季チェルシーでプレミアリーグ制覇を果たしたアントニオ・コンテ監督を招聘することも目論んでいたが、これも失敗に終わる見通しだという。現状では、今季限りでローマを離れることが濃厚なルチアーノ・スパレッティ監督がポールポジションとされ、モナコのレオナルド・ジャディム監督の招聘に動く可能性も指摘されている。

 いずれにせよ、インテルは名門復活のために名将を求めているものの、その道のりは決して平坦ではない模様だ。長友の去就にも影響を与えると見込まれる新監督選定は、今後どのような展開を見せるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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