浦和監督が雷、「問題はある」と語る槙野が決意 「バラバラになっていないとピッチで示さなくては」

森脇の出場停止処分と公式戦3連敗、14日の新潟戦で嫌なムードを払拭できるか

 浦和レッズのDF槙野智章は、同僚のDF森脇良太が4日の鹿島アントラーズ戦でJリーグの規律委員会から「他の競技者、その他の競技に立ち会っている人々に対する侮辱」に相当すると判断され2試合の出場停止処分を受けた状況に「バラバラになっていないとピッチで示さなくては」と語っている。

 事の発端は、4日のJ1第10節、本拠地鹿島アントラーズの後半33分だった。浦和のDF槙野が自陣コーナー付近でボールをキープした鹿島MF土居聖真と競り合い、そこにFW興梠慎三がサポート。主審が笛を吹き浦和ボールとなったが、判定後に興梠が土居を突き飛ばして鹿島側が猛抗議し、両チームがもみ合いになった。その際に森脇が「口が臭い」と暴言を吐いたとされる。森脇はその対象が小笠原としているが、小笠原はMFレオ・シルバと主張。そうしたなか森脇、小笠原ともJリーグ規律委員会に呼ばれて事情聴取を受けていた。

 槙野はレギュラークラスの選手が多く温存された10日のAFCチャンピオンズリーグのグループステージ最終節FCソウル戦でもフル出場。しかし、チームは0-1で敗れ、リーグの大宮アルディージャ戦、鹿島戦に続く公式戦3連敗になった。12日のトレーニング前には、「ミーティングで監督からかなり厳しい言葉を掛けられました。その分、チームにはやってやろうという空気が出ていると思います」と、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督から雷が落ちたと明かした。

 森脇の2試合出場停止で最終ラインは変更が余儀なくされ、連敗中のチームにも多くの批判が集まっている。そうしたなか槙野は「問題はある」としたうえで、ピッチ上でのプレーを大切にすると決意を語った。

 

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