C・ロナウドには信者とアンチのみ… 「その間が存在しない」とジダンが“スターの宿命”語る

レアル指揮官がエースの境遇を分析 「愛するか、愛さないか…」

 レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、2010-11シーズン以降、公式戦50ゴールという驚異的なペースで得点を量産し、バロンドール(欧州年間最優秀選手)に4度選出されるなど輝かしいキャリアを送っているが、本拠地サンチャゴ・ベルナベウのサポーターから罵声を浴びるなど、毀誉褒貶の激しい選手としても有名だ。そんなカリスマについて、ジネディーヌ・ジダン監督がスーパースターの宿命について語っている。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が報じている。

「クリスティアーノに関しては、(人々は)愛するか、愛さないかのいずれかしかない。本当に、その間というものが存在しないんだ。彼もそのことをよく分かっている」とジダン監督は語った。圧倒的な決定力に加え、ハンサムな億万長者にはインスタグラムで1億人を超えるフォロワーがいる。その一方、強烈なロナウド嫌いも存在するという。実際に本拠地のゴール裏でも、少しでも不甲斐ないプレーをすれば容赦ないブーイングが鳴り響く。

 そんな状況について、ジダン監督はロナウドには信者とアンチしかいないと分析。ロナウドもそれを自覚しているという。

「ロナウドは多くのリスペクトを受けている。彼はここの誰からもリスペクトを受けている。それが一番重要なことなんだ。チームメート、クラブ、監督からも敬意を示されているんだ」

 現役時代もピッチ上で深い洞察力をプレーによって表現したジダン監督のロナウド評には、大きな深みがあった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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